トップページ>

LightwaveでPoserフィギュアの肌をリアルにする(fastskinシェーダ)

 LightwaveにPoserフィギュアを持ち込むのは、PoserPro2010と付属プラグインPoserFusion2010 for Lightwaveを使えば簡単にできる。

 今回は、Lightwaveのシェーダ(Poserでいうところのマテリアル?)という機能を使って、Poserフィギュアの肌をリアルにしてみたい。まずはこれを見てもらおう。


Lightwaveに持ち込み、FastSkinシェーダを追加したPoserフィギュア、 Victoria4MH Rain

 なんと表現すればいいのか、加工前と比べると生っぽさが増した感じがしないだろうか。(肘のところは、なんかの拍子に壊れてポリゴンの穴があいてしまったようだ。)


▲Poserでレンダリングした画像

LightWaveのSSS

 さて、具体的なやり方の前にLIGHTWAVEのSSSについて、ざっくり整理しておこう。

 SSSというのは、光が透けて見えるような効果を出すためのもので、それでなにを作るかというと、代表的なものが「人の肌」なのだ。まずは女性の美しい肌をSSSで思う存分作って、楽しみまくってから、余力があったらSSSの作例によく出てくる「ひすいの置物」「ろうそく」「ミルク」なんかを練習すればいいと思う。余計なお世話だが。

 Lightwaveは歴史が深いだけあって、SSSにもたくさんの方式が存在する。もんのすごく古いSSS機能も、互換性の為に残されていて、とってもややこしい。

 というわけで、私は新しいSSSであるところの、fastskinを使うことにした。似たような名前のSimpleSkinというのがあるが、違いはこんな感じ。

  •  SimpleSkin 本気でSSSの計算をするシェーダ。正確にSSS効果が出せるらしいが、遅い。
  •  FastSkin 疑似的にSSSしてくれる。正確ではないかもしれないが、それっぽい効果を比較的短時間で出せる。

 まあ、短時間と言っても数秒で終わるわけではないので、過度の期待は禁物だ。

 では、やり方。

ざっくりしたやり方

 「フィギュアの質感(パラメータ)を片っ端から開き、ノード編集画面でFastSkinシェーダを追加していく。」

 ほんとはそんなの、スクリプトとかでやればいいと思うが、私の技術がそこまで行っていないので、ひたすら手動で追加していくのだ。

具体的なやり方

 とりあえず、レイアウトにPoserフィギュアを読み込んであることを前提に説明を始める。

画面左上の「色・質感編集」をクリック。

肌の質感を選択
ノード編集の右にある空欄(?)をクリックしてチェックをつける
ノード編集をクリック

 ノード編集画面が出てくるので、作業がしやすいように最大化するなりしておくといいんじゃないだろうか。

 画面左上の「ノード追加」→Materials→FastSkinを選択

FastSkinノードをダブルクリック
FastSkinノードのパラメータが表示されるので、以下の画像のようにパラメータを変更


▲FastSkinパラメータ

画面左上の「ノード追加」→2D Image→Imageを選択


Imageノードが出てくるので、以下のようにパラメータを変更

 Imageのとこには、マテリアルにもともと設定してあった画像を指定する。え、ど、どの画像?という人は、色・質感編集(F5)で出てくるSurface Editorの「色」の横にある「T」(これはTextureのTのようだ)をクリックすると確認することができる。

 さて、話をノード編集に戻そう。次は、呼び出したノード同士をつないでいくのだ。

Imageノードの右側の●Colorをドラッグして、FastSkinの●Colorのところでドラッグを解除。

 ひらたくいうとドラッグ&ドロップだ。これで、ノード同士を接続することができる。

 同様に、以下を接続する。

Imageの●Color → FastSkinのEpidermis Color
Imageの●Color → FastSkinのSubdemis Color
FastSkinの●Material → SurfaceのMaterial

 これで質感一個分が出来上がり。これを全ての「肌」の質感に対して行うのだ。ひー!

 ノードのコピー&ペーストはできるので、できるだけ楽しよう。 (ノード上で右クリックしてコピー、何も無いところで「貼り付け」だ)

 設定できたら、レンダリングだ。

 SSSを使うのはこのオプションをオンにしないとだめ、というのがあるとは思うのだが、いまいちそんな細かいことはわからないので、レンダリングオプションを全て張り付けておこう。

 レンダリングオプションは、画面上部のレンダータブをクリックして、「レンダリングオプション」をクリックで表示される。


▲ここはとくに何も変えていない。うるさいので「フレーム処理終了音」のチェックは外した。

 


▲レンダーオプション>レンダー。適当にチェックを入れた。数値を入力するような箇所は何もいじっていない。


▲レンダーオプション>フィルタ。 ここは、クラシックカメラアンチエイリアシングと適正サンプリングのチェックのみ付けた。これらのチェックをつけるのは最終レンダリング時のみにしないとすごい時間がかかる。


▲レンダーオプション>大域照明。 「ラジオシティ有効」のチェックを外すと、すべて無効にできる。

 レンダリングはF9だ。さあ、やってみよう。

 そんな感じ。そのうち、複雑なSSSパラメータをわかりやすく図にまとめてみたいなと思いつつ、今回の覚書を終わる。

関連: 統合3DCGソフト Lightwave9.6とは?  かっこいいお姉さんふうキャラクター MH RAIN for V4  顔のつやをリアルにしてみる(SSS適用)  Victoria4 紹介 


LightWaveはモデリング機能とレイアウト(配置・レンダリング)機能を兼ね備えた拡張性の高い統合3DCGソフトです。
トップページ> もくじ